専門学校の特長

 

専門学校と無認可校の違い

 

近年、専修学校や各種学校と似た教育を行う無認可校が増えています。中には、認可を受けている学校と同じような名称を掲げていて、一見しただけでは区別がつかない場合もあります。ここで注意が必要なのは、無認可校は“学校ではない”ということです。無認可校と気づかずに進学してしまうと、後々トラブルになることがあります。
無認可校では学生としての身分保障が受けられず、公的な学歴としても認められません。進学先を検討する場合、希望校が認可校か無認可校かを確認することが重要です。

 

認可校 認可校と無認可校の相違点(抜粋) 無認可校
学校設置基準で定められている 教員資格 基準なし
文部科学省告示により一定の要件を満たした修了者に称号付与 専門士・高度専門士 取得できない
専門士に準ずる要件で4年制大学等への編入学が可能 編入学 できない
無料で在校生に紹介可能 就職支援 できない
各種あり 国家資格の特典 なし
通学定期の適用 公共交通定期 一般の通勤定期
あり 学割証明書の発行 なし
利用可能 公的な奨学金・教育ローン できない(民間ローンは可能)
第三者機関の救済あり 教育の保証 なし

 

 専門士とは文部科学大臣から認定を受けた2年制以上の専門学校を卒業すると与えられる称号です。また、これに加え一定の基準を満たした4年制の専門学校を卒業すると高度専門士の称号を得ることもできます。大学卒業者の「学士」、短大卒業者の「準学士」と並ぶものです。専門的な知識と技能を身につけた証しとして、実社会の中でも高い評価を受けている称号ともいえます。

 

 専門学校を卒業して専門士の称号を受けた人(または受ける見込みの人)は、編入試験を受けることにより、大学2年次または3年次への編入学が認められています。また高度専門士の称号を受けていると、大学院への進学も可能になりました。

 

群を抜く就職率の高さ 即戦力としての活躍に期待

 

 専修学校生は大学や短期大学と比較しても、高い就職決定率を誇っています。企業においても、専修学校生が持つ実践性の高い知識や技術、専門的な資格などが高く評価されるようになっています。企業へのアンケート調査によると、専修学校卒業生を採用した理由として「専門的な知識・技術を身につけている」「仕事に対する意欲がある」「基礎的な能力が高い」などがあげられました。こうした社会からの期待や信頼感が、高い就職決定率に結びついています。

 

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専修・各種学校について