専門学校で取得できる資格

専修学校では、各種の資格取得を奨励しています。資格とは「特定の専門分野において、一定水準以上の知識・技術を備えていることの証明」です。資格を取得することで、その人の持つ能力への信頼と評価が高まり、将来の活躍の場も広がります。もちろん就職の際、非常に有利になることは言うまでもありません。

 

資格には国家資格、民間資格、各種検定の3種類があります。中でも国家資格は難易度が高いものもあり、合格するには専門の知識と技術が必要です。また、国家資格がないと就けない職業もあります。スペシャリストの養成を目的とする専修学校では、就職に大きなメリットのある国家資格の取得を目指すところが多くなっています。

 

資格・検定の5つの留意点

 

1.資格・各種検定のいろいろ

国家資格/国・地方自治体が実施する試験(難易度も高く、合格率も決して高くありません)。専門領域の職業に対して資格取得を義務付けている場合が多い。
各種認定資格・検定/各省あるいは、地方自治体が試験を実施して各省がその審査基準を認定しているもの。また、各省が受験者の実力を判定する検定。
民間資格・検定/民間の団体が審査基準を設定して行う試験。

 

2.卒業と同時に無試験で資格が得られるもの

所轄省庁指定の学校のみ与えられる特典で卒業と同時に取得できる資格。
●工業系/測量士補、第2種電気工事士●調理系/調理師●教育・社会福祉系/保育士、社会福祉主事(任用資格)、介護職員初任者研修 など。

 

3.卒業と同時に受験資格や検定を受けられるもの

所定の専門学校を卒業したということが受験のための条件です。
●工業系/自動車整備士、建築士●医療系/看護師、診療放射線技師、臨床検査技師、臨床工学技士、言語聴覚士、歯科技工士、歯科衛生士、理学療法士、作業療法士、柔道整復師、はり師、きゅう師、視能訓練士●調理系/製菓衛生師●理・美容系/理容師・美容師●商業系/社会保険労務士、税理士、通関士●教育・社会福祉系/介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士 など。

 

4.学歴に関係なく受けられるもの

●工業系/情報処理技術者、トレース技能検定、CAD利用技術者、無線通信士、公害防止管理士●ビジネス系/一般旅行業務取扱主任者、公認会計士、税理士、秘書技能検定 など。

 

5.卒業すれば実務試験の期間が短縮されるもの

所定の専門学校を卒業することで、受験まで必要な実務経験の期間が短縮されます。
●工業系/建築士、建築施工管理技士、土木施工管理技士、測量士、インテリアプランナー など。

 

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